OLユンファ。闇の左手。
春の予定
[春の予定]

のんびりとしている。
あたしはユンファ。

事務所で番茶を飲みながら。

巫女姫テトと冷えたおにぎりを食べる。

「そういえば、今年の春は何か予定があるんですかね」
「うーん、どうだろうな」

せいぜいCDで雅楽を聴いている、というぐらいしか娯楽が思い浮かばない。とはいえ雅楽を聴いている、というのは今あるしあわせの一因かもしれなかったが。

「音楽か動画サイトぐらいかなあ」とあたし。
それらはあたしが直面した人生の現実だったのだ。
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