幼恋。




私が突然告白したことに驚いた旬佑は
キョトンと目がとび出そうなくらい見開いて固まって

少しして声を発した。






『びっ…くりしたー!
人生初告白だ!!嬉しい!ありがとう!』



『付き合ってください』



『えっと…もっとさ、色々知ってからが良くないかな〜?』






旬佑はお礼を言いつつも、やんわりと断りかけるが私も負けてられない。






『付き合ってから知ってもいいじゃないですか!絶対楽しませます!』



『でも…』



『お願いします!運命だと思うんです!私達!』






どうしても、もう今この瞬間に付き合って恋人になりたかった私はただただ必死で

旬佑に詰め寄ると、旬佑は少し考えたあと
こくんと頷いてくれた。






『わかった、俺も付き合うとか初めてだけど架子ちゃんの気持ちは伝わったよ。
これからたくさんお互いのこと知るところから始めよう!』



『付き合ってくれるんですか!?』



『俺でよければ!』






そうして、私の運命の出会いは果たさた。



それからは順調にお互いを知り
お互いの波長もあって

今みたいにラブラブな関係になったというわけさ。






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