幼恋。




【おりはside】



架子ちゃんと旬佑先輩の馴れ初めを聞いた私は、思わず拍手していた。






「すごい、素敵!本当に運命なんだ!」






今私から見た2人は、お互いに好きで好きでたまらなくてラブラブだから

本当にその時思った架子ちゃんの運命は本物だったんだなぁと思うと私が嬉しくなる。



私の言葉に架子ちゃんは少し照れたようにえへへと笑うその姿までも可愛い。






「私たちって結構ベタベタしてるでしょ?」



「うーん、ラブラブだなと思うよ」



「あはは、でも、お互い束縛はしないって約束なんだ。
まぁ、しなくても旬佑は遊んだりとかはないんだけどね」






架子ちゃんはそう言いながら、2人の決まりと書かれたスマホの画面を見せてきて



そこには

・束縛しない
・喧嘩したら話し合う
・何かあったら相談する
・楽しく付き合う


と書かれていた。





それが2人の約束事で、結果仲良くできてる秘訣なんだなぁと思うとやっぱり恋愛はいいなと思う。






「本当にすごい…私も運命だ!と思うような恋愛したいな」



「おりはが自分で気づいてないだけでもう運命はすぐそばに居るかもよ?」



「どうだろう〜」






架子ちゃんはニヤニヤと笑いながら私の方に見を乗り出す。



私が気づいてないだけ、かぁ…。






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