入れ替わったら彼の愛情をつきつけられました。
☆☆☆
翌日、大河を送り出した後美緒はマンションを出て電車に乗っていた。
最寄の駅から約30分で自分のアパートの最寄駅に到着する。
電車を降りて改札を抜けると、見慣れた景色に安堵のため息が漏れた。
数日間見なかっただけなのになんだか懐かしい気分になってくる。
スマホを取り出して陽菜に連絡を入れると、アパートにいるという返事が来た。
なれた道を歩きアパートに到着する。
玄関の前に立つとなんだか妙な気分になった。
自分の部屋なのに他の誰かがいる。
その生活感がドアの向こうからにじみ出てきているように感じられた。
美緒がチャイムを鳴らすとすぐに陽菜が出てきた。
その顔を見た瞬間ギョッとしてしまう。
自分の顔をみたのも数日ぶりになるからだ。
「おかえりなさい」
陽菜は嬉しそうな顔でそう言い、美緒を部屋に入れた。
基本的にはなにも変わっていない自分の部屋。
しかし、そこはほこりひとつなくて綺麗に掃除されていた。
少しインテリアを買えたのか、ワンルームのテーブルの上には透明な花瓶が置かれ、ピンク色の花が一厘さしてあった。
たったそれだけで無愛想な部屋に表情がついて見えることに驚いた。
翌日、大河を送り出した後美緒はマンションを出て電車に乗っていた。
最寄の駅から約30分で自分のアパートの最寄駅に到着する。
電車を降りて改札を抜けると、見慣れた景色に安堵のため息が漏れた。
数日間見なかっただけなのになんだか懐かしい気分になってくる。
スマホを取り出して陽菜に連絡を入れると、アパートにいるという返事が来た。
なれた道を歩きアパートに到着する。
玄関の前に立つとなんだか妙な気分になった。
自分の部屋なのに他の誰かがいる。
その生活感がドアの向こうからにじみ出てきているように感じられた。
美緒がチャイムを鳴らすとすぐに陽菜が出てきた。
その顔を見た瞬間ギョッとしてしまう。
自分の顔をみたのも数日ぶりになるからだ。
「おかえりなさい」
陽菜は嬉しそうな顔でそう言い、美緒を部屋に入れた。
基本的にはなにも変わっていない自分の部屋。
しかし、そこはほこりひとつなくて綺麗に掃除されていた。
少しインテリアを買えたのか、ワンルームのテーブルの上には透明な花瓶が置かれ、ピンク色の花が一厘さしてあった。
たったそれだけで無愛想な部屋に表情がついて見えることに驚いた。