入れ替わったら彼の愛情をつきつけられました。
「生活は大丈夫そうですか?」
陽菜がグラスのコップにサイダーを注いで差し出してくれた。
「……私がサイダー好きだってよくわかりましたね」
質問には答えずそう言うと陽菜はパッと笑顔になって「冷蔵庫に入っていたので」と答えた。
そういえばあの日飲みかけのサイダーがあったかもしれない。
そう思うと同時に他人に私生活をのぞかれているのだという気持ちが強くなって、居心地が悪くなる。
でもそれは陽菜にしても同じだ。
しかも陽菜からすれば恋人との部屋を見られていることになるのだ。
それだけならまだしも、ベッドやお風呂まで一緒に使っている。
それを知ったら陽菜はどう感じるだろう?
「それであの、大河とはどうですか?」
もじもじと膝の上で指を絡ませて聞く陽菜。
「大丈夫ですよ、なにもないから」
美緒は突っぱねるように言った。
陽菜がグラスのコップにサイダーを注いで差し出してくれた。
「……私がサイダー好きだってよくわかりましたね」
質問には答えずそう言うと陽菜はパッと笑顔になって「冷蔵庫に入っていたので」と答えた。
そういえばあの日飲みかけのサイダーがあったかもしれない。
そう思うと同時に他人に私生活をのぞかれているのだという気持ちが強くなって、居心地が悪くなる。
でもそれは陽菜にしても同じだ。
しかも陽菜からすれば恋人との部屋を見られていることになるのだ。
それだけならまだしも、ベッドやお風呂まで一緒に使っている。
それを知ったら陽菜はどう感じるだろう?
「それであの、大河とはどうですか?」
もじもじと膝の上で指を絡ませて聞く陽菜。
「大丈夫ですよ、なにもないから」
美緒は突っぱねるように言った。