入れ替わったら彼の愛情をつきつけられました。
その瞬間陽菜の表情が和らいだ。
いくら自分の体とはいえ、中身は別人だ。
関係があったとなれば陽菜も複雑な気分になると思う。
あたしからしても、好きな人から愛してもらえていないのにそういう行為をしたいとは思わなかった。
お風呂は一緒に入ってしまったけれど、それ以上はなにもない。
「それより、陽菜さんの方は大丈夫ですか?」
「はい。今のところ仕事は入っていないので平気です。もし仕事が入れば、マンションにパソコンだけでも取りに戻ります」
そう言いながらも目を伏せる陽菜。
「なにかあったんですか?」
「いえ。ただ、こうして1人でいる時間が長いので、なんだか塞ぎがちな気分になってしまって」
陽菜の言葉に納得した。
普段から外へ出る必要のない生活を送っている上、今は美緒の体になっているのだ。
むやみに外へ出ることは控えているだろうし、そうなると孤独を感じるのは無理もなかった。
「よかったら、好きなときに電話をしてきてください」
思い切って言った。
「え?」
「私も日中は1人ですから。電話くらいできます」
いくら自分の体とはいえ、中身は別人だ。
関係があったとなれば陽菜も複雑な気分になると思う。
あたしからしても、好きな人から愛してもらえていないのにそういう行為をしたいとは思わなかった。
お風呂は一緒に入ってしまったけれど、それ以上はなにもない。
「それより、陽菜さんの方は大丈夫ですか?」
「はい。今のところ仕事は入っていないので平気です。もし仕事が入れば、マンションにパソコンだけでも取りに戻ります」
そう言いながらも目を伏せる陽菜。
「なにかあったんですか?」
「いえ。ただ、こうして1人でいる時間が長いので、なんだか塞ぎがちな気分になってしまって」
陽菜の言葉に納得した。
普段から外へ出る必要のない生活を送っている上、今は美緒の体になっているのだ。
むやみに外へ出ることは控えているだろうし、そうなると孤独を感じるのは無理もなかった。
「よかったら、好きなときに電話をしてきてください」
思い切って言った。
「え?」
「私も日中は1人ですから。電話くらいできます」