天然お嬢と双子の番犬さん
ムチッとした体格。
柔道選手みたいな感じ。
ご自慢のドレッドヘアーをなびかせ、こちらへ向かってきてる。
あれって…京極先輩?
「五十嵐花!!」
私の名前叫んでる気がする。
私に用でもあるのかな?
何か重要な事とか?
うーん…思い当たる節がない。
呑気に考えてたら、両側から同時に腕を引かれた。一歩後ろに下がると京極先輩が頭から転んで滑り込む。
「あっ!和!足かけたでしょ!」
「ごめんね。足長いからさ僕」
それは…、
紛れもない事実!!!
「それなら仕方ないね!」
「そうそう、仕方ないね~」
「行くぞ、帰りが遅くなる」
フラペチーノも飲まなきゃだしね!
早く行かなきゃねっ!
「待てやゴラァ!!」
起き上がった先輩の声が廊下に響く。
ゴラァの余韻が続いてる。