天然お嬢と双子の番犬さん
100で1………、
生唾をごくりと飲み込む。
「私…上手く出来るかな?」
深刻そうに言うと、和は笑顔をキープのままで。
「クソ可愛い上にクソ素直でどやべー天使」
「いい加減にしろ」
湊のげんこつが落ち、和の腕から引っこ抜かれた。
頭を抱える和と溜息を吐きながら私を抱っこする湊。
「…ッ、おい湊、僕に喧嘩売ってんの?」
殺気駄々洩れ中な和に、湊は今度は大きく舌打ちをする。
「現実に戻してやったんだろ?礼ぐらい言えや」
こっちも殺気放出。
いつか見た同じやり取り。
睨み合う二人を止めようとする前に。
「お嬢、俺とは?」
ギャーギャーと怒る和を尻目に湊が言った。
「一回…あ、でも100だと多いし、」
「素直の域超えてんぞ、ソレ」
笑う湊の顔がぐんっと近付いて、
「安心しろ。……和と同じ数はするけどな」
そう言って唇を重ねた。