天然お嬢と双子の番犬さん




「待てよ!花!俺等付き合ってるよなぁ!?」

「…らしいけど?」

「え?そうなの?」



身に覚えが無かった。



「花は自覚ねぇみてぇだが?」

「ハァ!?俺の事かっこいいって言ったよなぁ!?花!」



え?


記憶を遡ってみる。
…もしかして生徒手帳返した時の言葉?

返す時すっごく睨まれてて、何も言わずに返すのは失礼かなぁって思って「写真よりかっこいい髪してますね」って言った気がしたけど。


”先輩が”かっこいいとは一言も言ってないと思う。



「和と湊の方がかっこいいと思うし、そんな事言った記憶ないですよ?」

「ン゛ン…!」

「…っ、」



同時に顔を逸らされた。


「ま、待てよ!それがきっかけで付き合ったよな!?」


「あっ!この間言ってたやつですか?あれ?でもあの後食堂に”付き合い”ましたよね?」


「「ブッ…!」」


笑われた。二人に。


「え?え??私、何か間違ってた?」

「フッ…いや、間違って…フフ、無いよ」



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