天然お嬢と双子の番犬さん
「とにかく!駄目なものは駄目!手出すの駄目!!殺気も駄目!!周りも怖がってるから!次やったら嫌いなるから!!」
「「…嫌だ」」
「ならしないでね!」
納得してない二人だったけど。
顔を見合わせ。渋々頷いてくれた。
「…おい、」
振り返ると、こっちを睨む先輩がいた。
なんか、怒ってる。
…全然怖くないけどね。
正直ここにいるカーストの人達全然怖くないんだよね。だってもっと怖い人世の中に沢山いるもん。家に帰ればいるもんごろごろと。
「俺を誰だと思ってんだ?あ゛?」
「ああ、京極海斗…だったかな?桃園に聞いたよ。二年に負けた。先輩、だろ?」
和が笑いながら言ったからなのか、二年に負けたを強調したせいなのか、先輩ブチ切れ。
「あ゛!?テメェら!!俺を敵にしたらどうなるか分かってんのか!?」
周りの生徒は教室に避難する。
ビクビクしていて、誰も出てこない。
しかし、私は全くっ!一切っ!怖くない。
世の中に怖い人が沢山いる。その内の一人…いや、二人がこの場にいるから。
両隣の二人の方がもっと怖いぞ!