どうしているの?ねぇ、先輩…


「美香、決まった?」

「うん、日替わり定食にする」

「私も日替わりにしよっかなー」


新学期が始まって、またいつもの学校生活がスタート。


あの初詣の日から約1週間。

嫌なことは思い出さないように、瞬先輩のことなんてもう忘れるんだって、自分に言い聞かせながら過ごしたこの1週間。



「うわ、混んでるねー」


お昼の賑わう学食で、めぐちゃんと2人、トレーを持って定食コーナーに向かう。

賑わう学食の中でも、定食コーナーは一際混んでてすごい列。


1人、2人、3人、4人……並んでいる人数を数えていたら。



「あ、七瀬」

「!」

「七瀬、初詣の日、」

「めぐちゃん私やっぱりパン買って教室で食べるっ」

「えっ」


定食コーナーに並んでいた瞬先輩と目が合ったから、逸らすと同時に回れ右で走り出す。

「七瀬!」って呼ぶ声に足を止めないで、私はすぐに学食を出た。



だって無理。


絶対に無理。


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