どうしているの?ねぇ、先輩…




「残念だけど、そういうことなんで」



多分、このままだとコイツを殴る。

俺らしくもなく、理性を抑えることも出来ずに拳を握りかけたとき、



「あれ、早いね」

「おー、さすが会長、早いなー!」

「、」



入って来たごっつと洋平の穏やかな顔に、握りかけた拳は力が抜けていった。


けど、そのとき。



「ごめんどいて!春田いる!?」

「うお、!?」



洋平とごっつの間を割って慌てて入ってきたのは、大ちゃんのクラスメイトだ。

なんだ?こいつがわざわざ1人で来るなんて、珍しい。



「なに、」

「あずさの母ちゃんが倒れて運ばれたって!」



え、……



「あいつ父親も兄弟もいねーから、1人で病院行ってるらしくて、」

「、どこの病院」

「北村総合──」

「、……ごっつ悪い、今日の進行任せていい?」

「うん、いいけど」

「悪い、頼んだ!」



カバンを持って、すげぇ勢いで生徒会室を飛び出した。

だってさすがにほっとけない。


1人でって、ほっとけねぇだろっ……



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