どうしているの?ねぇ、先輩…
「ういっす」
翌朝、学校の玄関で章くんに遭遇した。
「おはよう」
「うん、はよ。……あー、ねっみぃー」
大きなあくびをしながら隣を歩く章くんは、相当眠そう。
あくびをしたばっかりなのに、すぐにまた大きなあくびを繰り返している。
「寝不足?」
「そう、美香のせいでね」
「なんで私」
「LIMEしようか迷ってたら2時過ぎてたんだよ」
そう言いながら、また大きなあくびをしている。
「なにか用事あった?」
「用事っつーか、美香さ、来月誕生日じゃん?」
「うん」
「なんか予定とか───」
「お、七瀬ー!」
「……!」
廊下を歩く途中で聞こえた声に、心臓がバクバクと速度を上げる。
急に目が冴えるような感覚の中、振り向いたら……
瞬先輩がポケットに手を入れて、後ろからこっちを見ていた。
「お、おはざいます」
「おっはざいまーす!」
止まる私の元に、先輩はあっという間に追いついて。
追い越されるのかなって思った先輩の足は……私の隣で止まった。