どうしているの?ねぇ、先輩…
なんか、状況がよくわかんないけど……
絶対、迷惑かけた。
絶対、面倒なことさせた。
絶対……
「いや、俺こそごめん。そんな具合悪いなんて思わなくて、1人で帰れる?とか言って」
「、」
「さっき先生が七瀬の家電話してくれたんだけど、誰も出なかったみたいなんだよね。家に1人でいるよりここで休んでたほうがいいだろってなって、とりあえず保健室で待機してんだけど」
「あ、え……今、何時ですか」
「もうすぐ6時」
そっか、6時。
……。
「えっ、6時!?」
てことは私、2時間近くも寝てたってこと!?
「ねぇ七瀬、親何時ごろ帰ってくんの?」
「え、っと、……お母さん、9時過ぎとか」
「お父さんは?」
「………」
「……?」
「お父さんは、……あんまり、いなくて」
気を遣われるのが嫌で、小さな声で言いながら、布団に少しだけ顔を隠した。
かわいそうな子って思われるのが、嫌だから。