どうしているの?ねぇ、先輩…



なんか、状況がよくわかんないけど……


絶対、迷惑かけた。

絶対、面倒なことさせた。


絶対……


「いや、俺こそごめん。そんな具合悪いなんて思わなくて、1人で帰れる?とか言って」

「、」

「さっき先生が七瀬の家電話してくれたんだけど、誰も出なかったみたいなんだよね。家に1人でいるよりここで休んでたほうがいいだろってなって、とりあえず保健室で待機してんだけど」

「あ、え……今、何時ですか」

「もうすぐ6時」


そっか、6時。


……。


「えっ、6時!?」


てことは私、2時間近くも寝てたってこと!?


「ねぇ七瀬、親何時ごろ帰ってくんの?」

「え、っと、……お母さん、9時過ぎとか」

「お父さんは?」

「………」

「……?」

「お父さんは、……あんまり、いなくて」


気を遣われるのが嫌で、小さな声で言いながら、布団に少しだけ顔を隠した。

かわいそうな子って思われるのが、嫌だから。


< 96 / 550 >

この作品をシェア

pagetop