強盗返し
「姉さん。歯ブラシがダメになったみたい」

 私はボロボロの歯ブラシを持って姉に見せた。日光アレルギーの私は外に出ることが出来ず、買い出しは姉に頼んでいる。姉は皺だらけの手で歯ブラシを受け取ると、あら、と呟く。

「それなら新しいのを買い足さないとね。次は何がいい、ユウマ?」

 姉はそう言って私に優しく微笑んだ。姉の顔の皺がまた増えた気がした。

終わり
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