6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡
「あ!あそこのベンチに座って飲み物飲もうか?」

「「「「「「うん」」」」」」

 ふぅ……ど、どうにか落ち着いたかな?

 私は先にベンチに座ると、なにやら野球のボールが飛んできた。

「あ、危ない!!」

 小学生ぐらいの幼い男の子の声がした。

 このぐらい、避けれる。

 そう思いながらも、次の瞬間ボールが顔面まっしぐらだったので、左に避けて手でボールを受け止めた。

 河原だから、危ないなぁ。

「ご、ごめん」

「えっ?」

 見るからに私より歳下……だよね?

「ごめんね〜」

 な、なんか同い年扱いされてる……?

「あ、あの!私、高1です!」

「えっ?あ、すみません、チビだったもんで同い年かと……」

「っ……」

 い、いいかげんチビは卒業したい。

「莉乃、どうした?」

「ううん、なんでもないよ」

 小学生達は、野球をしているところに戻っていた。
< 195 / 261 >

この作品をシェア

pagetop