BLADE BEAST
"莉央のために買った"


それは晄のことだし、本当なのかデタラメなのか定かではなかったけれど、でも最後には私にあげるとちゃんと決めてくれたことが素直に嬉しかった。

"ありがとう"と言って付けてみれば、"カワイイ"と甘く微笑んでまたキスをしてくれる。


そして結局はお風呂上がりの夜も、私は布団の上で晄に組み敷かれた結果となった。

またもや気分高まった晄は激しく突いてくるもんだから、体力がどんどん持っていかれた。

気持ちいいかって言われたら正直分かんない。



けど────やっぱり、その行為をしている時はめちゃくちゃ愛されてるんだって実感するから。

これがそういうことなんだろう、って思いながら"もう駄目"と果ててゆく晄を目で追っていた。
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