溺愛王子は地味子ちゃんを甘く誘惑する。

今度の月曜って、今日は金曜日だからもう週明けから?


「ちょっと待ってよ! それどういうこと!?」


嶺亜の友達ってことは、同じ高校の人だよね。


そんな人と1ヶ月も一緒にこの家で暮らすなんて困るよ。


お母さんってば、なにを考えているんだろう。


だって、仮にも私は女の子。同年代の男の子としばらく一緒に暮らすとか、絶対に無理!!


「お母さん同士も知り合いなのよ。そこのお姉ちゃんに赤ちゃんが生まれてね、ちょっと遠くに住んでるんだけどお世話がてら赤ちゃんに会いに行くんだって。お仕事もリモートで出来るから、休みと合わせて。そこのおうち、お父さんがいないから、嶺亜の友達が一人になっちゃうのよ。一人で置いていくのって不安でしょ? だったら家で預かるわよって言ったの」


「だからって……」


「考えてみてよ。嶺亜がこの家でひとりで暮らすってことを想像したら、絶対に無理でしょ?」
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