極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です



 私が隼理くんの部屋にいて。
 隼理くんがスーパーやコンビニなどに行くとき。
 私は隼理くんの部屋で留守番をする。

 一緒にスーパーやコンビニなどに行ったら。
 どこで誰に見られてしまうかわからない。


 もし一緒に外に出るときは。
 必ず車に乗る。

 隼理くんの部屋に来るときと帰るときもそう。
 送り迎えは必ず車。


 私が高校卒業するまでは。
 私と隼理くんは、それを守り続ける。



 隼理くんがスーパーに行っているので。
 私は一人ソファーに座ってテレビを観ている。

 観ている番組は。
 情報番組で全国のテーマパークを紹介している。
 今日は○○県のテーマパーク。

 観ていると、すごく楽しい気持ちになってくる。

 こんなにも楽しそうなテーマパーク。
 いつか隼理くんと一緒に行きたいなと思った。



 んっ?


 そう思っていたとき。
 着信音が鳴った。


 でも、この着信音は私のスマホからではない。


 私はソファーから立ち上がり。
 着信音がする方へ向かう。


 あ……。
 隼理くん……。

 ダイニングテーブルのところに隼理くんのスマホが。

 隼理くんはスマホを置いてスーパーに行ったらしい。


「隼理くん、忘れていったのかな。
 それとも置いていったのかな」


 そんな独り言を言いながら。
 隼理くんのスマホの目の前に……。


 え……。


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