元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
「あと、あの時!教室で千花ちゃんが何もないところにコケた時に、咄嗟に根岸くんが千花ちゃんを抱きしめたのが良かった」
ある女の子は友達にそう言って、友達はへぇー、見てない、そこ。見たかったと想像するように言っていた。
あの時のことかな。
高校2年になっての新学期のことかな。
新学期になって、クラス替えがあった。
残念ながら、クラスは違くなり、咲だけは広瀬と同じクラスになっていた。
たまたま広瀬に用事があって、広瀬のクラスに行った時だった。
プリントに書かれている意味が分からなく、て、お互いプリントを見ていた。
だが、あまりに理解不能だったので、広瀬が先生に聞こうと僕の近くから離れようとした時だった。
「あっ」
広瀬は何もないとこで引っかかって、コケそうになった時、僕は広瀬を抱き寄せた。
僕は思わず広瀬の腰を掴み、広瀬の顔と至近距離になっていた。
「だ、大丈夫?」
僕は抱き寄せた広瀬を左手で掴んでから、話して広瀬に聞いた。
「大丈夫。ありがとう」
広瀬は少し戸惑ったように僕の方を向いて、声を発した。
ある女の子は、僕と広瀬の話をしてから次の授業があるので教室に戻っていた。
僕は倉庫のドアに隠れたまま、広瀬との思い出を思い返していた。
広瀬と会ってから、あっというまで悩んでいた昔の自分に言い聞かせたい。
広瀬と会って、僕は変わった。