またいつか君と、笑顔で会える日まで。
「さては、その反応!ないと思ったんだろー!!」

「だ、だって、リリカちゃんが悩んでる姿って想像ができないから」

「そう~?実は夜な夜なベッドの中で一人こっそり声を押し殺して泣いてるかもよ?」

「……まさか」

「なんてね~!まあ、色々あるけどそれなりに楽しく生きようとしてます~」

「それなりには見えないなぁ。相当楽しそうだよ?」

「えー、そう?あたし、幸せそうに見える?」

「うん。とっても」

いつだって笑顔で明るくて楽しそうで。私にとっては太陽のように眩しいぐらいだ。

「そっかそっか。それならよかった」

ニコリと笑った彼女に私もつられて微笑んだ。

「萌奈は笑った方が可愛いよ」

「え……」

「笑うと幸せになれるんだって。だからね、あたしは笑うんだ。幸せになるために。辛いことがあったって絶対に笑うの」

そう言って微笑んだリリカちゃんはなぜかほんの少しだけ悲しそうな目をしていた。

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