恋いは赤い糸で 結ばれている 1

　クローゼットの中から平たい箱を出した。箱を開けて見ると中には白い帽子と白いワンピースが入っていた。

　薺「これ、お母さんに貰ったワンピース。懐かしいからお母さん見せてこよう」

　私は自分の部屋を出て階段を下りてリビングに行った。洗濯物を干し終わったようでお母さんはお父さんと一緒にコーヒーを飲んでいた。
　私は微笑みながら箱を開けて白い帽子と白いワンピースをお母さんに見せた。お母さんには白い帽子と白いワンピースを見て優しい表情で微笑んだ。
　
　薺「お母さん。これ見て」
　菘「懐かしい.....」
　薺「でしょう」

　とお母さんが懐かしんでいると２階から弟が下りて来た。弟は喉が渇いたようで冷蔵庫から紅茶を出してた。コップに紅茶を注いで角砂糖と牛乳を入れてミルクティーを作った。