恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 お家に帰って悩みに悩みどのクラブに入るか決めた。
 私も香利ちゃんと同じ家庭科クラブしよう。食べるも作るのも好きだから。
 
 芹斗と佳枝『ただきます』
 芹斗「そうだ、母さん。」
 佳枝「何?」

 今日の夕食はカレーライス。カレーライスを食べながらあのことを母さんに聞いてみた。

 芹斗「佐代里さんに同じ歳の子がいること知ってた。」
 佳枝「知ってるわよ言ってなかったけ?」
 芹斗「言ってない」
 
 母さんは僕と香利が始めて会った時の話しをしてくれた。
 
 佳枝「実はね、香利ちゃんと芹斗は一度だけ会ったことがあるのよ」
 芹斗「いつあったの?僕は覚えていないけど」
 佳枝「覚えていなくて当然よ。香利ちゃんと会ったのは2人共赤ちゃんの時だったから」
 
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