離れない。離さない。

そして、看護婦さんが数人やってきて
わたしについていた器具や管を次々と剥(は)がしてゆき、気持ち悪くてグッタリしているわたしの寝間着をなかば無理やり脱がせ、新しいそれを着せてくれてまたベッドに寝かされた。

「もう自力でトイレにも行けるから、もよおして来たら歩いて行ってきてね。あと、お昼からごはん食べられるからね」

返事すら出来ない状態なのに、無理だ…。

わたしの心の声なんか看護婦さんに届く筈もなく、彼女たちは退室してしまった。

「ごはん食べられるって!良かったわねっ」

お母さんは嬉しそうだ。

わたしはどんどん酷くなってく目眩にとうとう目を開ける事すら出来なくなってしまった。
< 27 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop