白いジャージ ~先生と私~
『天気晴れ。おじいさんは何をしてるでしょう。私は今日も体調が優れません。』


『天気雨。最近雨ばかりで憂鬱。今日は手紙が届いた。早く天国に行きたい。』


『天気雨。いくつになっても娘が心配。なみちゃんが学校に行かないらしい。おじいさんがいれば、と思う。』


こんな昔から


おばあちゃんは


天国に行きたかったんだ。



しんどくなるずっと前から辛かったんだ。


日記に


天気のことしか書くことがないくらい


毎日


退屈だったんだ。



毎日毎日私たちの為に縫いものをしてくれて


毎日毎日


愛する旦那さんであるおじいさんを想ってたんだね。



スキーで辛かったときも


何か悲しいことがあると


おばあちゃんを想う。



なぜか


ちゃんと頑張らなきゃって背筋が伸びる。



恵まれた今の生活を一生懸命生きようって思うんだ。
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