セフレのテラダ
テラダと目が合う。

私たちは、生理中会ったことなかった。

たまたまか、最初のうちは「じゃあまたね」なんてのも一回あった気がする。

「うん、分かった。」
「ん?」
「分かった。いいよ。」

テラダが私に横たわったまま言う。

「いいの?」
「いいよ。」
「2日目だったら最悪デートできないよ?」
「そうなの?」

テラダの手が私の手を探している。
そして見つけてギュッとする。

「体調悪かったら連絡するよ。」

そう言うとテラダは静かに「うん」と言った。

そしてやっと上体起こしたテラダとキスをした。
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