イノセント ~意地悪御曹司と意固地な彼女の恋の行方~
遥がカギを開け、玄関が開くと近づいてくる足音。
バタン。
リビングのドアが開いて入ってきた男性。
「おはよう」
キッチンから声だけかける遥。
「おはよう、ございます」
チラッと萌夏を見て視線を外した男性は、遥に向かって近づく。
うわ、イケメン。
背が高くて、でもがっちりとした体。
キレイに上げられた髪と細いフレームの眼鏡。
予想していた秘書像よりはずいぶん若そうだけれど、キリッとした顔立ち。
遥だって二枚目に違いはないが、この人とはタイプが違う。
「朝一で副社長が打ち合わせをしたいとのことですので、少し早めに出ることができますか?」
「え?」
「先日の件について詰めたいようです」
「ふーん」
返事はしたものの、納得できない様子で遥が男性を見る。
萌夏はそのまま食事を続けるわけにもいかず、食べかけだった食事をかたずけ始めた。
「いいから、お前は食べていろ」
遥は残ったご飯とお味噌汁をかき込むと、席を立ち自分の部屋に向かって行った。
バタン。
リビングのドアが開いて入ってきた男性。
「おはよう」
キッチンから声だけかける遥。
「おはよう、ございます」
チラッと萌夏を見て視線を外した男性は、遥に向かって近づく。
うわ、イケメン。
背が高くて、でもがっちりとした体。
キレイに上げられた髪と細いフレームの眼鏡。
予想していた秘書像よりはずいぶん若そうだけれど、キリッとした顔立ち。
遥だって二枚目に違いはないが、この人とはタイプが違う。
「朝一で副社長が打ち合わせをしたいとのことですので、少し早めに出ることができますか?」
「え?」
「先日の件について詰めたいようです」
「ふーん」
返事はしたものの、納得できない様子で遥が男性を見る。
萌夏はそのまま食事を続けるわけにもいかず、食べかけだった食事をかたずけ始めた。
「いいから、お前は食べていろ」
遥は残ったご飯とお味噌汁をかき込むと、席を立ち自分の部屋に向かって行った。