超人気アイドルに溺愛されてます


「はぁ~、これだから天然は…。
もっと自分が可愛いこと自覚しなよ?
今まで何人の男が泣かされてきたことか…。」


毎日こう言われるけど
私は断じて天然ではない。

ちゃんと自分の見た目のレベルは
把握してるつもりだよ?

多分良く言って中の中くらい。

それに天然っていうのは
小説とかマンガによく出てくる
ああいう女の子のことを言うでしょ?

私とは全然違うよ。


「まぁ、優里愛の頭の中は
小説のことでいっぱいか。
昨日も遅くまで書いてたの?」


「うん!あともう少し書けたら
公開しようと思ってるんだ。」


「そうなんだ!楽しみにしてる~!」


「うん、ありがとう。」


彩音はいつも私の小説が公開されると
真っ先に読んでくれて感想をくれる。


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