サプライズは素直に受け取って。
お洒落なマネキンたちを今後の参考にと色々と巡っていたらあれから、有に2時間は経過していた。
(やばっ!
お姉ちゃんにメッセージ送らなきゃ!)
回りを見渡し立ち止まれそうなところを見つけてスマホをチェックする。
電話のマークに13の文字
メッセージのマークには32の文字。
(嫌がらせかな?いや、全部お姉ちゃんだったら最悪だ。まだ、嫌がらせの方がましだよ。
めっちゃ怒ってる?)
メッセージを確認するし、スクロールして"ごめんなさい"と送る。
それに気付いた姉から着信が届き直ぐに通話にした。
『四季!!
何処にいるのよ、ばかぁぁぁあー!!
この埋め合わせはちゃんとしてよね。
次の日曜日も空けときなさいよ!!』
と、一方的な通話が私が一言も発することなく終了の寂しい音がした。
とりあえず、帰ったらゆっくりお風呂に入ろう。