2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
『うん。今日は、本当にありがとう。すごく楽しかった…樹さんも、ありがとうございました』
私は車の後部座席に座ったままの樹さんにも、頭を下げてお礼を言った。
『ああ』
え?それだけ?
ちょっと…あっさりし過ぎてて、寂しい。
さっきまで一緒に食事してたのに…
『じゃあ、行くね。柚葉おやすみ』
柊君は、そう言って車を出した。
手を振って見送る私。
笑顔の柊君に対して、樹さんはやっぱり私を全く見ない。
『同じ顔なのに、全然違う』
思わず本音が口から出てしまった。
樹さんも、柊君と同じで超がつくほどのイケメンだ。
もっと愛想よくしたら、絶対、素敵なのに…
見た目の柊君との違いは、髪型くらい…かな。
柊君は少し茶色がかってて、樹さんはブラウンアッシュでパーマ。
樹さんの方がオシャレ感はかなり高いけど、やっぱり柊君の方が爽やかで好感が持てる。
私は車の後部座席に座ったままの樹さんにも、頭を下げてお礼を言った。
『ああ』
え?それだけ?
ちょっと…あっさりし過ぎてて、寂しい。
さっきまで一緒に食事してたのに…
『じゃあ、行くね。柚葉おやすみ』
柊君は、そう言って車を出した。
手を振って見送る私。
笑顔の柊君に対して、樹さんはやっぱり私を全く見ない。
『同じ顔なのに、全然違う』
思わず本音が口から出てしまった。
樹さんも、柊君と同じで超がつくほどのイケメンだ。
もっと愛想よくしたら、絶対、素敵なのに…
見た目の柊君との違いは、髪型くらい…かな。
柊君は少し茶色がかってて、樹さんはブラウンアッシュでパーマ。
樹さんの方がオシャレ感はかなり高いけど、やっぱり柊君の方が爽やかで好感が持てる。