アイドルと一般人の恋の話
そう少し心配しながら見ていたらそれに気づいた秋斗さんが、
秋「そいつ、驚くほどお酒強いから大丈夫だよ。」
と声をかけてきた。
秋斗さんが言うなら間違いないだろう。と感心しながらカクテルをチビチビ飲んでると、隣の男性の声が聞こえた。
太「ははっ、確かに来てすぐにこんな飲むやつ心配になるよね〜」
笑い声と一緒に聞こえてくるその声は、おそらく私に言ったのだろう。
ゆっくり顔を男性の方へ向けてみると、その男性は私の方を見てた。
太「やっとこっち見た!さっきから下向いてばっかりだったから思わず声かけちゃった!」
キラキラしている笑顔を向けながら話しかけてきた男性に対して、私はあまり恐怖を感じなかったのは不思議な事だ。