小説「グレイなる一族」
更にこう続けられると、「キャパシティランキング」第一位の昼ごはんは第四位以下に降格してしまい、トコロテンのように消去されてしまう。

なので、私の記憶と空腹感が一致しないのはお分かり頂けるのであろう・・私はこの「グランマ」の催眠術にかからないようにする為にはどうしても昼ごはんの事をいつも自分の心の中で何度も繰り返し常に、「キャパシティランキング」第一位を保っていないければ昼
ご飯が食べれないのだ。なので私は、母の記憶を忘れてしまったのだ。

これは仕方のない事なのであろう・・

私は、愛とうものをその昔母にもらった事があるのだが、記憶がないのでやはりどういうものなのか?わからないので「グランマ」に質問してみた。

グレイ「グランマよ・・恋人とか愛とはどういう物なのかね?」

グランマ「それは二つで抱き合ったり、キスしたりするものよ。」

それって、分かりやすく言うと私と「セバスチャン」の関係じゃん!!

I am GALY・・
私の名は、グレイ

恋人とか愛とか言うものが本当に私と「セバスチャン」の関係ならば、母という記録を頭の中にちゃんと残しておくべきだったと反省する由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔である。

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