小説「グレイなる一族」
エピソード四拾弐 「グレイなる比較」
エピソード四拾弐 「グレイなる比較」 

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、日々この「グレイランド」をどっかの悪者から守り抜いている由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔である。

本日、「セバスチャン」がレンタルビデオ店なる所から、ある一枚のDVDを借りてきた、
そのDVDの内容はどうやら私という生き物の仲間で構成されているようだ。

グランマ「きゃーかわいい猫ね」

「グランマ」など現金なもので私という由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔というものを抱っこしながら、他の生き物を褒め称えている、なんだかちょっと口惜しい気がするがそんな小さな事をいちいち気にしては、大人げない事はわかっている・・

グランマ「この猫も痩せててスマートでカワイイ!!」

単にブラウン管の中に映っている私という生き物の仲間がただ貫禄がないだけではないかやはり・・私という生き物の同じ種族であるならば、貫禄が備えてもらいたい・・

グランマ「きゃーグレイちゃんより太ってる・・首がないね・・この猫・・」

そうではない・・首は貫禄の中にあるのだという事を「グランマ」に理解されたい。

グランマ「この野良はかわいそうね・・餌がもらえなくて・・グレイちゃんも餌やりすぎかな」

野良には同情するが、つい先日一日の食事を三度に減らされたばかりでこれ以上減らされたのでは野良よりも先に死んでしまう・・

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