君と素敵な日々を描く。
この時のゆうの気持ちを知るのはもっと先のことだ。
この時のことを紗絵に聞くと、
「あんなに分かりやすかったのに
気づかない春が信じられない。」
と語る。
でも本当にこの時はなにも気づいていなかった。
気づこうともしなかった。
だって、この時からゆうが私のことを
好きだなんて、知らなかったから。
私の一方通行だと思ってたから。
恋は盲目。
まさにこのことだろうな。
と大人になってから気づくんだ。