君と素敵な日々を描く。
リアルタイム
一旦話を戻そう。
過去の思い出はとりあえず置いておく。
さあ戻ってきた現実に、私は耐えられるのだろうか。
チラリと携帯を確認するが、
彼氏のゆうからの連絡は全くない。
なんだよ、合コン盛り上がってる感じ?
基本飲み会とかだって断ってたくせに。
こんな大事な日に合コンなんて
本当にふざけてる。
グビッと最後の一口のビールを飲んで、
「すいません、冷や一合。」
と、私は日本酒へと変えた。
「え。春日本酒飲むの?」
紗絵がちょっとびっくりしながらこちらを見た。
…飲まなきゃやってられないんだよ。
心の中でそう呟いた。