蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集
俺のブレザーの裾をめくりあげる天音が、
さらに、俺のシャツにまで手をかけ始め。
教室から、
期待を含んだキャーキャー声が膨れ上がった。
その声を聞いて、さすがの天音も、
ここじゃまずいと思ったらしい。
心美への我慢ストレスで痛めつけた
俺のお腹を見るのはやめ、
代わりにいじり声を、俺の耳に吹きかけた。
「綺月君の嫉妬の矢の標的って、
男子だけじゃないんだね」
「いけないことかよ?」
「心美ちゃんと特別仲がいい女子にも、
たまに睨んでるじゃん」
「心美のとなりは、俺の特等席だろ?」
「千柳さんにしろ、綺月君にしろ。
ゾルックは、
ネバネバ、ベタベタな恋しかできない
ダメダメ宇宙人の集まりなの?」
「そんな中に入った僕って、
死ぬまで地球人でいられるかな?」
なんて悩みを追加した天音は、
青空に向かって大きく伸びをしている。