天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「季帆さんがいいんです。他の男には渡したくありません」
「あはは。熱いね。季帆、それでいいんだね?」
父は私に念押しをする。
「はい」
「陽貴くん。季帆のこと、お願いします」
「はい。必ずお守りします」
ハル兄の男らしい宣言に満足げな笑みを浮かべる両親にあっさり結婚が許された。
八つ年上の彼は自分では釣り合わないほどの大人だと思っていた。
脳外科医として輝く彼に尊敬の念すら抱いていた。
そのハル兄と結婚できるなんて。
あの医療ミスのあと笑えなくなっていた私は、自分が笑顔になっているのに気づいてハル兄に感謝した。
その後たった一カ月で新居を決め、引っ越しを済ませた私たちは、新婚生活をスタートさせたのだった――。
陽貴さんとの新婚生活は、忙しくてバタバタしているものの楽しくてたまらない。