恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
「送ってくれてありがとぅ…」

「俺はこれから当直もあるし帰りも何時になるか分からないけど、時間が同じ時は一緒に通勤するからな」

「うん……」

「じゃあ俺ご飯作るから、出来たら電話するよ」

「へっ!?いや、いいよ!私自分で食べるから」

「何食べるつもり??」

「……何って、冷蔵庫に何か入ってた気が…」

「どうせチューハイ飲んで適当につまみ食べて
終わりだろ!」

「な、何故分かる!!」

「雪乃が料理苦手な事くらい知ってるよ。
ちゃんと食べなきゃダメだって言ってるのに」

「お昼に病院の食堂で栄養取ってるの!!」

「いいから、後で俺の部屋に来い!」

ガチャ!!

また賢心は部屋に入ってしまい、1人廊下に取り残された私は深い溜め息をつく。

「はぁぁ……食生活までバレてるなんて…」

自分のだらしなさを少し反省していた。
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