恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
冷蔵庫の中を見た私は少しの沈黙の後、
目を逸らしながら扉を閉じた。
「賢心の言った通りだ…」
中身はチューハイとつまみしかない。
ここでようやく観念した私はとりあえず部屋着に着替え、スマホと鍵とそれから迷ったけれど
チューハイも持参して隣の部屋へお邪魔した。
「…ねぇ‥これ、今作ったの?」
「そうだよ」
「短時間でこんなの作れちゃうの!?」
「今は簡単にすぐ出来る夢の調理器具もあるし。
今度教えてあげるから、俺がいない時は自分で
作るようにしないとね」
「‥…私だってずっと1人暮らしなんだから…
少しくらい出来るもん…」
そして朝食に続いて夕食までいただきながら、
私は少し疑問に思っていた。
「賢心って、お魚嫌いだったよね?」
「もう大人だからな」
「人参も、いつも避けてたよね?」
「もう医者だからな…」
賢心の作った料理は体に良いものばかりで、
塩分控えめで……
疑いを確信に変えたくて、私は試した。
「……持ってきたチューハイ飲んでいい?」
「‥……ダメだ…」
「どうして?賢心もお酒好きだったでしょ?
一緒に飲もうよ」
「俺お酒やめたから」
「……私はやめてないから、飲むね」
そして冷蔵庫へお酒を取りに行こうとした時、
賢心は私の腕を強く握ってきた。
「痛いよ…」
それでも手を離さず、苦しそうな表情の賢心を
見て、試すのをやめた。
「分かったよ、飲まないから……私も禁酒する!」
一生懸命笑顔を作り、心の中で一生懸命謝った。
目を逸らしながら扉を閉じた。
「賢心の言った通りだ…」
中身はチューハイとつまみしかない。
ここでようやく観念した私はとりあえず部屋着に着替え、スマホと鍵とそれから迷ったけれど
チューハイも持参して隣の部屋へお邪魔した。
「…ねぇ‥これ、今作ったの?」
「そうだよ」
「短時間でこんなの作れちゃうの!?」
「今は簡単にすぐ出来る夢の調理器具もあるし。
今度教えてあげるから、俺がいない時は自分で
作るようにしないとね」
「‥…私だってずっと1人暮らしなんだから…
少しくらい出来るもん…」
そして朝食に続いて夕食までいただきながら、
私は少し疑問に思っていた。
「賢心って、お魚嫌いだったよね?」
「もう大人だからな」
「人参も、いつも避けてたよね?」
「もう医者だからな…」
賢心の作った料理は体に良いものばかりで、
塩分控えめで……
疑いを確信に変えたくて、私は試した。
「……持ってきたチューハイ飲んでいい?」
「‥……ダメだ…」
「どうして?賢心もお酒好きだったでしょ?
一緒に飲もうよ」
「俺お酒やめたから」
「……私はやめてないから、飲むね」
そして冷蔵庫へお酒を取りに行こうとした時、
賢心は私の腕を強く握ってきた。
「痛いよ…」
それでも手を離さず、苦しそうな表情の賢心を
見て、試すのをやめた。
「分かったよ、飲まないから……私も禁酒する!」
一生懸命笑顔を作り、心の中で一生懸命謝った。