能力を失った聖女は用済みですか?
「えっ!もう作物が育つまで復興を!?」
シャルは目を丸くしてカイエンを凝視した。
その視線を楽しむように、カイエンはクルリと私を振り返る。
彼が私を振り返ったのは、ある理由からだ。
アッサラームの王太子をもてなすため、カイエンは菜園のイモを利用することを決めた。
ついては、私にいろんな種類のイモ料理をつくって欲しい、フルコースで……との無茶振りをしたのである。
「そうなのだ。ある作物が大豊作でな。それが、この世のものとも思えぬくらい旨いんだ!是非シャルにも食べてもらいたい」
「それは楽しみです!ご相伴に預かります!」
カイエンとシャルは、二人仲良く王宮の祝宴の間へと歩き出し、その後ろをシスルとシャルの側近らしき男が続く。
彼らの姿が消えると、部下達は各々の作業を始める。
アッサラームの部隊とシャンバラの部隊は、支援物資を積み降ろす作業を。
降ろされた物を、侍女や子供達があるべき場所に収納する。
統制のとれた作業を眺めながら、私は気合いを入れた。
これから厨房でイモと格闘である。
無茶振りカイエンご所望の、イモフルコースを仕上げなくては。
「さてと。それでは、やりますか」
独り言を呟くと、私は腕捲りをし厨房に入った。
シャルは目を丸くしてカイエンを凝視した。
その視線を楽しむように、カイエンはクルリと私を振り返る。
彼が私を振り返ったのは、ある理由からだ。
アッサラームの王太子をもてなすため、カイエンは菜園のイモを利用することを決めた。
ついては、私にいろんな種類のイモ料理をつくって欲しい、フルコースで……との無茶振りをしたのである。
「そうなのだ。ある作物が大豊作でな。それが、この世のものとも思えぬくらい旨いんだ!是非シャルにも食べてもらいたい」
「それは楽しみです!ご相伴に預かります!」
カイエンとシャルは、二人仲良く王宮の祝宴の間へと歩き出し、その後ろをシスルとシャルの側近らしき男が続く。
彼らの姿が消えると、部下達は各々の作業を始める。
アッサラームの部隊とシャンバラの部隊は、支援物資を積み降ろす作業を。
降ろされた物を、侍女や子供達があるべき場所に収納する。
統制のとれた作業を眺めながら、私は気合いを入れた。
これから厨房でイモと格闘である。
無茶振りカイエンご所望の、イモフルコースを仕上げなくては。
「さてと。それでは、やりますか」
独り言を呟くと、私は腕捲りをし厨房に入った。