先生と生徒の関係
三年越しの告白
あれからもうそろそろで3年が経つ。
一回も会っていない。
私ももうそろそろで成人だ。
あの日以来彼氏もできていないし好きな人もできなかった。
川中は私の人生の中で大きな存在だった。

成人式
「久しぶりー」
「えま、しょうちゃん久しぶり!」
「ふたりとも元気だった??」
「げんきー!」
「るあに私達から報告です!」
「私達結婚が決まりました!!」
「おぉー!おめでと」
「連絡来なかったからとっくに別れたかと思ってたよ」
「こんな可愛い子手放すわけないじゃん」
「お似合いですよ」
「ありがとう」 
「るあは彼氏?できた?」
「できるわけないよ」
「看護学校で大変だしね」
「癒やしてくれる彼氏欲しいけどねw」
「看護学校かー!」
「それは大変だね」
「もうストレスの塊よ!」
「けど頑張ってる」
恋愛話でも盛り上がったり、今の生活の不満を言ったり、昔の話をしたりして楽しい時間を過ごした。

「るあー!」
「何?しょうちゃん」
「校門で知らない人呼んでるよ?」
「誰だろう?行ってみる」
「また後でー!」

振り袖で歩きにくかったけど大変ながら
校門まで歩いた。

黒いスーツを来た男性が後ろを向いていた。
一人しかいないためこの人だとわかった。
なんか見たことあるような髪型。
見たことあるような後ろ姿。
あっ!!
ふと思い出した。
もしかして… 
川中??
「あの、川中ですか?」
「るあ!」
振り向いた。
あまり変わってなかった
赤いバラを持っていた
「成人おめでと」
「ありがとう」
「どうして来てくれたの?」
「会いたかったから」
微笑んで言ってくれた
「三年越しに花束を持ってきました」
「受け取って下さい」
「ありがとう。来てくれて嬉しい」
「あの、今日はお話したいことがあります。」
「はい!いいですよ」
「今日は塾長に許可をもらってきました。二十歳の成人を祝うためスーツも着てみました。塾長はもうるあも二十歳だから仲良くしてもいいだろうと言ってくれました。僕は3年間るあのことが好きでした。これで僕の最後の告白です。付き合ってください」
「私は3年間彼氏も作らず、好きな人もできず、男子と絡んでも川中の事は約束通り忘れませんでした。私の最後の告白です。付き合ってください」
「忘れずに待っててくれてありがとう。これからは絶対に離れずにしようね」
「うん!約束!」
「約束」
「またアドレス追加しとく」
「りょーかい」
「バイバイ」
「楽しめよ!成人式」
「はーい」

三年越しの告白

あれから2年経ち
私は川中るあ
彼は川中圭人(けいくん)と呼ぶようになり、結婚することになった。
子供も生まれ幸せな家庭を送り
毎日笑顔が欠かせない家族となっていった。
私は看護師学校を卒業し、看護師になり、
彼は高校の社会の先生となった。
二人の趣味はバイオリンで同じ楽団に入りみんなを楽しませれる演奏をし、家でも子供に聞かせながら練習する毎日であった。
長男はゆうと、次男はりくと
と名付けた。

リビングには
公園の写真・塾の写真・コンサートホールの写真・家族写真が額縁の中に飾ってある。
いつか子供に私達の出会いのことを話せれるときが来るといいな。

先生、ありがとう。
そしてこれからもよろしく
大好きです♡
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