秘密のカンケイ
その言葉にドキッとした。浮気……はしていないと言い切れない。キスは何度もしてしまっている。そう脳裏をよぎったことで奇妙な間が生まれてしまった。

「おいっっっ!マジでやってんのか!?答えろよ!」

手首をギリギリと捕まれて痛いし恐い。今まで見たことのない形相で私に迫ってくる。



どうしようーーーーー


静寂を切り裂くように雄大のスマホが鳴り出した。一瞬雄大の手が緩んだ隙に振り払って距離を取る。

「私は浮気なんてしていない。……していないけれどもう雄大とは無理。やっていけないよ」

そう怒鳴りつけるように叫び部屋を出た。

「ちょっ…待てよ、おいっ。くそっ」

雄大は私を引き留めようとしたが会社からの電話だったのか、追いかけられることなく逃げられたのは幸いだった。
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