秘密のカンケイ
この飲み会、私は少し複雑な心境で参加しなければならない。特に家で飲む時はそのままなし崩し的な感じで雑魚寝になったりすることが度々ある。

暗い室内、何度か私はキスをされたことがある。始めは雄大がイタズラにやっているのかと思ったが、キスの仕方が違う。またフワッと香るシトラスの匂い…。

確実に雄大ではない、アオイがやっているのだと気付いた。

アオイも私が途中で起きていることに気付いている。時に手に、足に、首筋に……すぐ近くに雄大やイズミがいる中で行われる背徳的な行為。

「んっ」 「はぁ……」

お互い雄大やイズミに気付かれないように声を押し殺して繰り返す罪。

その罪のキスは、浮気をする雄大と付き合っていく上での甘い甘いスパイスとなり、私をドロドロに溶かしていった。
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