秘密のカンケイ
二年という永い年月がこうして終わっていった。あんなことがあってイズミとももう会えない。あんなに仲が良かったのに四人バラバラになるのは一瞬だ。

イズミのことが心配じゃないと言えば嘘になるが、それを知る術ももうない。

でもこれで一歩前へ進めた。悲しい気分と清々しい気持ちを抱えながら前を向く。

そしてそれから私はアオイの隣に立っても恥ずかしくないように英会話に仕事にと時間を忘れて奔走した。
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