【幸運の矢】

幸運・・・


数日後 武田は 宝くじが 当り 会社を 退職した。




まぁ 嫌な上司が 居なくなり それはそれで良かった!!







そんな事の有った 次の満月の夜


街は 年末の 雰囲気が たんたんと迫り 賑やかに なっていた。


路上ライブを している 若者たちが さらに 人々の心を 弾けさせる。




満月を スポットライトがわりに!!








また 俺は見た!!


満月から 矢が 飛んでくるのを・・・・・・





その矢が、歌ってる 若い 女の子に 当たったのを・・・・・・


女の子は 音のキーが 辛いのか? 矢が 刺さって辛いのか?

顔を 苦痛に歪め 歌い続けた。






俺だけに その矢が 見えるのか?? そうなのか!?



女の子は 何事もなくライブを 続け


まわりの 人々は 何も感じてないのか??


ただ彼女の 歌声に 酔いしれていた。



俺は 歌なんか聞かずに
彼女だけを 見ていた!





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