妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
 カテリアーナはカーテシーをする。優雅なカテリアーナの所作を見た城の人々はほうと息をつく。

「ラストリア王国第二王女カテリアーナ・ラストリアと申します。皆様、これからどうぞよろしくお願いいたします」
「お初にお目にかかります。私はジェイド・フェアフィールドと申します。エルファーレンの宰相を務めております。こちらこそよろしくお願いいたします。カテリアーナ姫」

 フェアフィールドという姓には聞き覚えがある。

「フェアフィールドと申しますともしや?」
「ジェイドはカルの父だ」
「まあ、カルス様の父君なのですね」

 顔を上げたジェイドはむすっとしている。いかついが整った顔立ちはカルスと似ていた。カテリアーナは少し親近感を覚える。

「左様でございます。愚息が迷惑をかけませんでしたかな? カテリアーナ姫、人間の国と妖精の国では……ん? 人間?」

 鼻をひくっとさせたジェイドはまじまじとカテリアーナを見つめる。

「ジェイド、無礼だぞ」
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