本能で恋をする
「凛音ー!よかったぁー。無事で」
アイツが救急車に運ばれた後、今度は君加が、凛音ちゃんを抱き締めている。



「なぁ、海斗」
「あ、はい。さっきは止めてくれてありがとうございました」
「お前、気を付けろよ。今日のことでわかったと思うが、一歩間違えると―――――」
「わかってます。自分でも驚いてます。部屋に入ったとたん、血が引いたような気がしました。あの時の一平さんみたいに」
「そうか、わかってるんならいい!」




海斗は俺と同じ目をしている―――――



*****一平side・終*****
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