本能で恋をする
ちゃぷん……

恥ずかしいを連呼しながら、首を振る凛音とお互い身体を洗いあい、今は浴槽へ。
後ろから凛音を抱き締めている状態だ。

「凛音の肌柔らかくて、なんか甘い匂いする」
そういいながら、うなじや肩にキスをする。

「や…くすぐったい……」
「可愛い声……風呂だから響くね…
じゃあこうしたら、もっと可愛い声聞けるかな?」

俺は凛音の耳を甘く噛んだ―――
「…あ…ん…やぁ………」
耳が弱いみたいだ。

「か…いと、いじわるしないで…」
そう言って、腕の中から離れようともがくので
「ごめん、ごめん(笑)
あまりにも凛音が可愛かったから、つい……


温まったし、もう我慢できないから―――そろそろ上がろうか」
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