本能で恋をする
絡み合う
「ンン……
ま、まって……海…斗。くる……し…」
夢中で凛音にキスをする。


好きで、大好きで。やっと触れられる――――
俺は口唇から、頬、瞼、首筋とチュッチュッとキスを落とす。凛音の服のボタンに手を掛ける――――

「や…海斗。まって…これ以上は………」
「やだ。ずーっと我慢してたんだもん!これ以上無理」
再び、ボタンに手を掛けた。
「じゃあせめて、シャワー浴びたい……」

「うーん。いいけど、二人でね!」
「え?む、無理////恥ずかしくて、死んじゃう////」

「じゃあ、このまま抱く!
どうする?一緒にシャワーか、このまま抱かれるか!
凛音が決めて!」
しばらく考えた凛音は
「じゃあ一緒にシャワーに……」
「わかった!」

「ちょっ…海斗見ないで。あっち向いてて!」
「やだよ!いいじゃん!どうせ後から全部見るんだから。早くしないと、俺が脱がすよ!
あと三つ数える間にしないと、俺が脱がす!
3・2……」

「え?えー!!」
「…1。終ー了!
はい。俺が脱がすね!
はい、ばんざーい!」

下着姿にし、
「綺麗……凛音。
ヤバい位………」
なんだか手が震える。
目の前の凛音が綺麗過ぎて、触れるのがもったいなくて……

「恥ずかしいよ…海斗…
あんま、見ないで……」
耳まで真っ赤にした凛音が、自身の手で顔を隠す。
「ダメ……手ーどけて。俺も全部脱ぐから。
もっと顔見せて……」
服を脱ぎ捨て、優しく手をどかせると、潤んだ瞳の凛音と目があった。

「凛音……スゲー可愛くて、綺麗だ。
次、下着脱がすね…」
「やっぱ、無理!恥ずかしくて、どうにかなりそう…」
出来る限り優しく下着を脱がし、風呂場へ―――
< 8 / 92 >

この作品をシェア

pagetop