Livre magie〜信じる心〜
「よかった。なかなか目を覚まさないから、ずっと心配だったんだ」

僕がニコリと笑って言うと、カズは驚いた顔を見せる。そして小さく呟いた。

「……君らなら、信じられるかもな」

そう言ったカズの表情は、少し笑みが浮かんでいた。よかった、ちゃんとこんな風に笑えるんだ。

新しい仲間ができたことに喜びを感じつつ、僕たちは朝の散歩を続けることにした。







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